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サラリーマン必読!副業とM&A

スキル棚卸し

まず初めにご自身が行なって来た業務内容を振り返ります。

企業に雇われているのは「その企業にとって必要な業務を手伝う人」に一定の需要があるからです。

一般的な例でいうと「営業、人事、労務、会計、情報処理」など様々な専門分野が存在します。

対価として金銭が発生する手伝うスキルは価値のあるものですので、まずはこちらを活かす形でスタートします。

toB副業

一番無難なやり方は今いる所属会社とフルタイムで業務委託契約交渉をすることが早いです。

よっぽどのことがないと契約を切られないですし、一緒に働いた慣れ親しんだ方だと当然仕事を振ってもらいやすくなります。

更に余裕が出来たら求人広告でスキル要件に該当する職種募集企業に問い合わせ営業をかけていきます。

営業をひたすらかけて決裁者との人脈を作り、契約が取れた複数社の仕事を請け負って収入を安定させます。

toC副業

前述した業務委託契約が難しい場合、個人向けにSNSを使用した情報配信してマネタイズする方法があります。

勤めている企業の業界専門家として一定数のフォロワーを獲得し、その方達に向けた高単価商品販売や広告配信などが可能になります。

一番簡単な例で言えばSNSから求職者を集って勤めている会社に紹介して採用された場合、紹介料として10万ほど貰えることが多いです。

フォロワー母数が多い配信内容の場合はコミュニティを作り、ファンビジネスとして継続課金で安定収入を稼ぐことが出来ます。

副業資産

副業で「顧客開拓、フォロワー獲得」などが出来る様になってくると、それらは資産として価値のあるものになり様々な企業から求められます。

宣伝配信するSNSのフォロワー1人当たりの単価は1円と言われており、ある程度の数だったり質が良ければ特定の顧客層に宣伝可能な広告ツールとなります。

後述するM&A(会社事業売却)の手続きを行い、SNSアカウントを売却してまとまったお金を手に入れる方も存在しています。

M&Aとは?

企業買収&売却を指し、簡単に言えば会社の売り買いをすることです。これらはある程度のお金が動くので、最近だと儲かる手段としてブームになっています。

何回も会社を作っては売る方をシリアルアントレプレナー(連続起業家)と言われています。

一つの特化した営業ノウハウがあればそれを元に会社組織を作ってはM&Aによって売却を繰り返すことが出来ます。

例を挙げると激安寿司チェーン店を複数店開業していたオーナーが会社を売却し、今度は焼肉屋チェーン店を作って再度売却する方が知り合いにいました。

競業避止義務」と言った売却先企業から顧客や社員を奪ったり、不利益を被ることをしなければ新しい事業を何度も立ち上げては売ることが出来ます。

買収企業のニーズ

資産として買う企業が欲しがるものを持っている必要があります。資産と言えば一般的には「不動産、車、有価証券」などを思い浮かべますが、買う企業からすれば「社員、顧客」が最も見られる対象です。

SNSアカウント、WEBサイト売買であれば月広告収益に加えてフォロワー数、平均PV数などが見られます。

何故なら企業の事業拡大を見越して相乗効果が得られる事業を買収することが前提であり、金額に見合った既存顧客と新規開拓する社員が必要だからです。

そのため、商品やサービスに特別な最新技術や特許でもなければ販売ノウハウがない企業にとっては価値がありません。

営業として独立した後、顧客開拓をしながら社員雇用すれば引き合いはかなり多くなります。

一般的な売値は年利益3倍~5倍が相場ですが、会社保有資産によってはプレミア価格が付くこともあります。

買収企業とロックアップ

買収企業からすれば営業が出来る社長は存続したままグループ傘下事業として置きたいため、社長存続を断った場合は引き継ぎ期間を定められることが一般的です。

主に1年程度と言われることが多く、その間に買収企業は社長の営業ノウハウや既存顧客の引き継ぎを上手く済ませる組織構築を行おうとします。

巷にあるM&Aサイト案件は「社長に連帯保証負債あり、市場開拓済、利益が上がりにくい事業」と問題が多いので、この辺りに気をつけながら相乗効果が生めそうな事業を儲かっている買い手は常に探しています。

株式譲渡だと経費計上が出来ませんが、事業譲渡で買収すると「事業拡大のために必要な費用」として計上出来ることがあります。

例を挙げるとサイト売買だと減価償却、社長に外注として手伝ってもらう業務委託費用支払いなどです。

買収を行うことで自社の事業強化しつつ、利益を圧縮して税金対策を行い更に買収企業は強くなっていきます。(資本主義の原則ですね)

年商一億の組織構築

ある程度事業が上手くいって人を雇う方向で考えてる方に向けた組織構築のやり方を解説していきます。

私自身が年商1億を突破しているため、実績を元に参考になるかと思います。

自分1人で1000万程度利益が出せるようになったら「営業事務、経理、総務」の仕事を行ってくれる業務委託契約可能な女子を探します。

クラウドワークスなどで募集すると月5万程度で簡単に集めることが出来ます。

営業・人事」の打ち合わせ業務は起業家志望の時間に余裕がある若い男の子を社長補佐として探します。

こちらも「完全リモート自由出勤、起業支援、経験が積める」と働きやすさと経験を謳って募集すると月10~15万程度で集まります。

今はビジネスアプリやオンラインサロンなど起業系マッチングサービスが多数あるので簡単に見つかります。

労働契約としては業務委託依頼をおすすめします。

社員にしてしまうと「①契約の解除がしにくい・②支払う税金が高い・③労務管理業務が発生する」という余計な時間やコストがかかります。

時間に余裕のある即戦力の方へ副業として作業依頼をすることが望ましいです。

管理方法としてメール設定は個人毎のアドレスとは別に「info・採用・管理」と分けて複数人に自動転送設定をします。

アドレス毎に用途を分けることでデータが消えた時用のバックアップとして探しやすくなります。

私が行っている管理方法を以下に記載します。

管理と組織体制

パターンA(顧客問い合わせ)

info→社長+社長補佐に転送設定して会社問い合わせを管理

パターンB(採用問い合わせ)

採用→ 社長+社長補佐に転送設定して求人応募者書類を管理

パターンC(契約・管理)

管理→ 社長+事務系女子に転送設定して契約書類を管理

営業・マーケティング

集客、契約商談等売上に直結する業務のみに社長が集中、それ以外の打ち合わせなどは社長補佐に任せるようにする。

営業事務、経理・総務

ネットバンキング権限付与、会計ソフトのアカウント共有する。これにより「契約書類手続き、入出金確認」を分業可能。月1で税理士に会計進捗状況と税金対策相談。

金融(補助金、融資)

専門コンサルタントに作成依頼する。融資に強い税理士を選ぶと会計進捗状況を相談しつつ事業計画書作成依頼が可能。

その他

必要があれば単発で弁護士、社労士などに依頼する。なるべく使わない運営方針が望ましい。